『ギャグマンガ日和』のみどころ・魅力と読んだ感想

ギャグマンガ日和 すごいマンガ

今回は『ギャグマンガ日和』のみどころと魅力を余すところなくご紹介し、その漫画としての凄さ、またギャグマンガを超えた魅力を持っているところをお伝えしていきます。

『ギャグマンガ日和』というのは増田こうすけ氏によって描かれるギャグコメディ漫画で、2016年以降は「ジャンプスクエア」に掲載されている人気漫画・アニメの1つです。

主に人気キャラクター、ストーリーの秀逸性、コメディストーリーと社会風刺の利いたその一貫性・皮肉っぽい風刺の巧さによって成立し、日本のギャグ漫画の中でもかなり上位に来る渾身の一作と言ってよいでしょう。

『ギャグマンガ日和』のあらすじ

まず『ギャグマンガ日和』にあらすじというものは存在せず、たいていの場合は単発モノ・読み切りの形で掲載されており、その回(作品内では「幕」)ごとの切り口によって誰でも楽しめる完結型です。

中には「聖徳太子シリーズ」や「松尾芭蕉シリーズ」などが存在し、その場合は歴史的偉人をパロディ化して『ギャグマンガ日和』テイストに描き直し、特有のストーリー仕立てにする形で新たな世界観を演出させます。

とくに歴史上の人物を扱ったパロディ物が非常に多く登場しており、続編のように執筆された『ギリシャ神話劇場』でも同じテイストを取る上で、読者の多くが知っている知識・世界観をもじった形での描写を採用します。

この辺りの「誰でも楽しめる感」が非常に活性した漫画でもあるため、誰でも気軽に楽しめる一冊となるでしょう。

『ギャグマンガ日和』のココがすごい!

本作を読む上でたいてい誰もが「すごい!」となるだろう点は、やはり小難しそうな社会風刺でもそのギャグ的描写をもってわかりやすく展開し、子供でも十分楽しめる浸透性の強いテイストになっている点でしょう。

たとえば、たった4コマの中に現代の若者の流行を取り入れ、それをあるテーマに直結させる形で風刺を交えます。

そのような風刺をもじった点をテーマに生かす上、誰でも「わかる、わかる」と思わず頷いてしまえる一貫性・斬新性が非常に魅力的で、なおどこからでも気軽に読めてしまえる軽量サイズのストーリーが、その魅力に上乗せされる形でやってきます。

絵は決して「上手い」「技巧派」などといった類にはありませんが、それでも見やすさを重視したクリアな線のタッチが魅力で、この特徴においても読みやすさ満開です。

まとめ方が秀逸

これは本作の中に登場する「夢のかけら」シリーズでもお馴染みですが、『ギャグマンガ日和』と言えば「終わらせ方が面白い」「まとめ方がシュール」といった結末への運びに抜群の面白さを引き立ててくれます。

この場合も基本的にはショートショートの読み切りの形が取られていますが、作者の世界観・ストーリー展開の巧さが光る形で面白く、「なるほどこんなふうになるのか…」といった納得を与えてくれる一品です。

壮大なテーマでも、本作の中では世界観すべてがその特定の終局へ向けて前進し、最終的にはいろいろなキャラ立ち・小物が伏線化してその結末に集約させられます。

とにかく〝小物の使い方が抜群に上手い!〟といった展開運びの巧さに実力があり、その点でも多くの読者を魅了する貴重な面白さが見られるでしょう。

キャラを知っているから親しみやすい

これは先述でも触れましたが、主に本作では「歴史上の人物」を取り扱ったものが多く、そのぶん「知ってるこの話」や「この人には思い入れがある」という、読者にとってこれまでの自分の過去歴から掘り起こされたようなキャラ・展開が登場することになります。

そうした「知ってる歴史上の人物」をキャラに設定する上で、さらにギャグマンガならではの面白さを痛快の形で紹介するため、たいていの読者にとってはそのストーリーを最後まで楽しめる醍醐味が期待できます。

このような、既存の出来事・既知の人物を扱った上での醍醐味も本作ならではの面白さにあり、読者層を広げられる強力な設定・アイテムとして認められるでしょう。

さらに、1つのストーリーが非常に短い展開であるため、読みやすく、わかりやすい運びを俯瞰でき、また「次が読みたい」と言わせられる〝興味の軽妙さ加減〟まで与えてくれます。

主人公に共感させられやすい

こちらも本作『ギャグマンガ日和』ならではの重要なポイントになりますが、本作で登場するその幕ごとの主人公は、読者が日常的に見てきている多くの人物を簡単に連想させる形で描かれます。

とても情けない性格をしていたり、社会的地位が高いのに臆病だったり、必要以上に不安を感じていたり、友達がいなかったり、また経済的に貧しかったり、卑屈であったりと、とにかくあらゆる不甲斐性の持ち主が主人公に描かれます。

このような現実的でリアルな主人公が、メルヘンチックなストーリーの中でも急に登場したりし、さらに特徴のないストーリーなのに異常に感情移入させられる展開になっていたりします。

得てしてこのような「情けない主人公」に共感が得られやすく、また人生を送る上での悲しさや卑屈な一面が読者への励ましに変わる点も描かれ、さらに興味へのビジョンを広げてくれます。

まとめ

今回は『ギャグマンガ日和』のみどころ・魅力を掻い摘んでご紹介しました。
少しでも本作の面白さ・珍味なるものが伝わったでしょうか?

本章ではご紹介しませんでしたが、さらに本作の特徴には「セリフのスペシャリスト」と呼ばれる〝登場人物のセリフ回し〟に面白さと聡明な魅力があり、その点での読み応えを存分に与えてくれる威力も持ち合せます。

ストーリーそのものが非常に軽量なので読みやすく、さらにいつでも気分を明るくしてくれる内容が満載なので、ぜひこれを機会に一度手に取って読んでみて下さい!

ハマる人は、おそらく一読でハマるでしょう(ハマらない人はハマりません)。

作者名 増田こうすけ
出版社 集英社
掲載誌・レーベル ジャンプSQ.
ジャンル 少年マンガ

ギャグマンガ日和の作品一覧へ(BookLive!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました