約束のネバーランドをよく知りたい方必見!あらすじと本作品のスゴイところ【一部ネタバレあり】

約束のネバーランド すごいマンガ

テレビアニメ化だけでなく、実写映画化も決定するなど今大注目の作品『約束のネバーランド』。

先が読めない驚きの展開や個性的なキャラクター達、手に汗握る心理戦など魅力満載な作品ですが、まだ約束のネバーランドを読んだことがない方向けに世界観やあらすじ、魅力について、この作品のファンである筆者が詳しくご紹介していきたいと思います。

孤児院グレイス・フィールド=ハウスでイザベラや仲間達と毎日楽しく暮らして居たエマ、ノーマン、レイ。そんな中、ある衝撃的な事実を知ってしまった事から今までの生活は一転。エマを巻き込みながら物語は大きく動き始めます。

約束のネバーランドのあらすじ(ネタバレあり)

孤児院であるグレイス・フィールド=ハウスで暮らす主人公のエマやノーマン、レイを含めた38人の子ども達は「ママ」と呼ぶ世話役のイザベラの元、温かいご飯やふかふかの布団を与えられて、不自由のない幸せな毎日を過ごしていました。ただ他の孤児院と違っていたのは、首元にそれぞれ個体認識番号があることと、毎日欠かさずに知能テストが行われることです。エマ、ノーマン、レイの3人はいつもトップの成績でした。

そんなある日、エマとノーマンは孤児院が本当は農園で、自分達は鬼の食料として育てられていたという事実を知ります。昔からイザベラの内通者だったレイには二重スパイをしてもらい、ドンとギルダにも協力者になってもらい、どうやって農園を脱獄するか計画を立て始めるのでした。

その中でグレイス・フィールド=ハウスにはシスタークローネがやって来ますが、鬼に始末されてしまい、さらにノーマンはイザベラから施設を出ることを言い渡されるのでした。

脱獄の準備を進める中でエマ達は、農園の図書館でウィリアム・ミネルヴァという人物の本を見つけます。そのいくつかの本の蔵書票からモールス符号を読むことができること、本の内容から彼が農園の外側から子ども達に向けてメッセージを届けてくれていることに気づいたのでした。全員で脱獄するのは難しく、フィルにだけ理由を話し、彼を含めた4歳以下の子ども達はまた後で迎えに来ることにして、飼育場にレイが火を着けて、シスタークローネから聞いた方法で耳の発信器を壊して、イザベラからの追跡を免れ、見事脱獄に成功したエマ達15人の子ども達は、シスタークローネが残してくれたウィリアム・ミネルヴァのペンに記されていたB06-32と書かれていた暗号の元、ウィリアム・ミネルヴァに会いに行くことを決めるのでした。

B06-32とは地下シェルターのことであり、シェルター内を散策していたエマ達は、古文書からウィリアム・ミネルヴァからの手紙を見つけ、さらに新たなA08-63というキーワードを手に入れます。そこに前からシェルターに居たユウゴに道案内兼ボディーガードを頼み、安全なシェルターにはドンやギルダ達、他の仲間を残してエマはレイとユウゴの3人でその場を後にして、ウィリアム・ミネルヴァを探す旅を続けます。

その道中に鬼であるムジカ、ソンジュに会いますが、彼らは敵ではありませんでした。
ムジカは「7つの壁」というヒントとペンダントをエマに与えます。
その後に、エマは何者かに連れ去られゴールディ・ポンドという場所に飛ばされてしまいました。そこは、秘密の狩り庭と呼ばれる場所でした。そこでユウゴの親友のルーカスやグランド・ヴァレー農園出身のヴァイオレット達、たくさんの新しい仲間が増えます。

ルーカスから新たな情報を聞いたエマは、ウィリアム・ミネルヴァのペンを元に、鍵のかかった扉に向かい、本物のゴールディ・ポンド(金色の池)を見つけ、池の中央の小屋の中にあるエレベーターに乗り込み、そこにあった電話からウィリアム・ミネルヴァのメッセージを聞きます。
メッセージは録音されており、声の主は亡くなっていると考えられました。

一方、グレイス・フィールド=ハウスを出たノーマンは、試験農園のラムダ7214で生活していました。
その頃、子ども達と鬼との戦いの末に倒された、鬼であるノウマ。
弟のノマスは姉であるノウマを食べ、自分の中に取り込むことで、パワーアップした様子です。別の場所では、エマはレウィウスにゲームを提案します。

それはかつてレウィウスがルーカスに出したゲーム案と同じ物でした。
一方ジリアンはバイヨンに斬られてしまいます。それでもバイヨンを倒したオリバーとナイジェルの2人ですが、続いてオリバーも怪我を負ってしまいました。

ユウゴとレイも戦いに加勢し、ユウゴによってノマスを倒すことができました。
さらにユウゴは、レウィウスの仮面を破壊することに成功しますが、エマが刺されてしまいます。
残った力を振り絞ったエマが、閃光弾を撃ちレウィウスを倒すことに成功し、みんなでシェルターに帰りました。そして、エマ達は新たな目標を決めたのでした。

その後日、避難所シェルターに隠し部屋を発見したエマは、受信機から電話をかけ、数日後に来たモールス信号により、ピーター・ラートリーが敵だという事実を告げられます。一方、その家来であるアンドリューは、避難所であるシェルターを探していました。さらにダミーのシェルターに気づいたアンドリューは、捜索の動きを広げる中、エマ達がグレイス・フィールド=ハウスに置いていったフィルと合流します。7つの壁を目指すことにしたエマ達は、古文書を元に、クヴィティダラの滝の目を探すことになりました。エマ、ドン、ギルダ、ユウゴ、ヴァイオレット、ザックの6人で次のポイントである場所、D528-143を目指すのです。

長い日数をかけてたどり着いたクヴィティダラは、遺跡のような場所です。その遺跡にあるマークに触れたエマは、過去の映像を見ます。そこから「約束」が交わされた日を知ることになるのでした。エマにその映像を見せた小さい鬼は、エマに話しかけながら空中に飛ばすと、さらにエマは金色の水、寺のビジョンを見たのでした。

新たな鍵を手に入れたエマ達はその後7つの壁に入る方法を寺で見つけ出しますが、アンドリュー率いる敵達が襲いかかって来て、裏口から脱出します。
ユウゴとルーカスは逃げずにアンドリュー達と戦い、その中でガスを爆発させ、自爆しました。
火傷を負いながらも生きていたアンドリューですが、最期は鬼に食べられてしまいました。

旅を続けるエマ達は、その道中でウィリアム・ミネルヴァの仲間だという少年達に出会い、病気のクリスの為の薬を一緒に盗りに行ったところを、鬼に見つかります。そこでエマが捕まり鬼に食べられそうになったところ、ウィリアム・ミネルヴァの仲間の一人に助けられ事なきを得ます。

エマ達はさらに足を進めて、ウィリアム・ミネルヴァの元に向かうと、なんとそこにはノーマンの姿がありました。お互いに再会を喜び合うエマとノーマンですが、レイはノーマンに殴りかかります。ですが、その後には仲直りしました。

試験農園であるラムダ7214に居たノーマンはスミーのネットワークを引き継ぎながら、都合の良いウィリアム・ミネルヴァの名前を名乗っていたのです。
後日、鬼達はノーマンを美味しそうに見つめます。ギーラン家と組んでいるノーマンは、農園の上級ランクの肉を彼ら鬼に渡すことで信頼を得ていて、ギーランを王にする代わりに農園の全ての子ども達を解放することを約束させます。ですが、その実、2人はお互いに利用し合っているだけで、ギーランは最終的にはノーマンを食べる気でいました。

エマ達は鬼を倒す方法について話し合いますが、エマがムジカとソンジュの話をすると、ノーマンは驚きました。邪血の少女の一族が生きていたことに驚いたのです。
鬼を殺したくないエマと鬼を倒したいノーマンは、そこで考えが噛み合わずに対立してしまいます。
ノーマンは鬼を研究データに取るために乱暴な扱いをしており、その表情は狂気に満ちているようでした。
一方、7つの壁に向かったエマ達は、グレイス・フィールド=ハウスへと辿り着き、イザベラに出会うのでした。

なぜか小さい子どもの姿になったエマとレイは、あの方との遊び中で、最初のキーワードであるB06-32のシェルターを見つけ、さらには、メッセージとなる矢印の方向を目指します。
しかしながら矢印の方向に迷ってしまった2人は、なぜかレイは年取った姿になり、エマはまるで小さい赤ちゃんの姿になっていました。レイは時間が7つの壁の正体だと気づきますが、砂漠に放り出されてしまった2人。その後はエマの考えの元、時空を超えることに成功します。気づいた時には立方体の中に居て、近くには黒い穴がありました。

その頃、ノーマンのアジトではヴィンセントが毒のような物を調合しており、ドンとギルダ達はムジカとソンジュを探しています。
エマはとうとう、あのお方の前まで辿り着くことができました。でもレイの方は別の場所へ飛ばされてしまい、エマはあのお方に「約束」をお願いします。するとあのお方はあっさりと承諾してくれたのでした。
遡ることおよそ1000年前のこと。

ラートリー勢と話すユリウスは、鬼に人間を差し出す提案をしていて、その肩に乗っていたのはウィリアム・ミネルヴァのマークと同じフクロウでありました。

約束のネバーランドのここがスゴイ!

繰り広げられる心理戦。敵との探り合い、知能を振り絞ってのバトルは圧巻。
独特の世界観や個性的なキャラクター達など約束のネバーランドには魅力が盛り沢山です。

この作品が大好きな筆者が本作品のここがスゴイ!という部分についてご紹介していきたいと思います。

主要キャラクターのエマ、ノーマン、レイは頭が良く、様々な考えを張り巡らせる。

この物語の主要キャラクターであるエマ、ノーマン、レイはグレイス・フィールド=ハウス=で毎日行われる知能テストで常にフルスコア。トップの成績です。

エマはそれに加えて運動神経が抜群の持ち主です。レイは知恵が働き、ノーマンは頭は良いですが、運動は苦手(他の子供に比べると運動神経は抜群)です。しかしそれをカバーできる程の頭の良さを持っています。
毎日繰り広げられる鬼ごっこでは、誰も3人を捕まえることができません。

さらにシスタークローネが鬼になった鬼ごっこをした時は、怪力と驚異的なスピードであっという間に仲間達は捕まりましたが、エマ達は捕まりませんでした。その結果、見事勝利はエマ達の物となったのです。

鬼ごっこと言っても、孤児院の事実に気づいてから遊んでいた鬼ごっこはそれまでの遊びとは違って脱獄の為の練習そのもの。エマ、ノーマン、レイの3人が先生になって仲間達に教えていたのです。

それは風下の向きによって鬼がどちらの方角から来るか見極めたり、鬼を欺く為に、逃げる方向とは別方向に足跡をわざと付けて行ったりというものです。それにはシスタークローネも驚いており、捕まってしまった仲間達もいつもよりはエマ達先生による教えがあってか上達が見られたのでした。

続々と登場する魅力的なキャラクター陣

グレイス・フィールド=ハウスを脱獄したエマ達はウィリアム・ミネルヴァを探す為に旅に出ますが、この章から新しいキャラクターがたくさん登場します。
避難用シェルターにずっと何年も暮らすユウゴや、鬼だけど敵ではなくヒントを与え、敵から助けてくれたムジカ、ソンジュ。

秘密の狩場所であるゴールディ・ポンド内では、隠れながら暮らしているユウゴの親友のルーカスやその場に連れ込まれたヴァイオレット達。さらに狩場で狩りをする鬼達、強い食料との戦いを望むやっかいな強敵レウィウスや何よりも狩りが大好きな鬼バイヨン、亡くなった妹ノウマを喰らい、自らの体に取り込んでみせたノウス。さらに再び感動の再会、かつての仲間であるノーマン。そのノーマンの里親であるピーター・ラートリー。ピーター・ラートリーはウィリアム・ミネルヴァの弟であり、鬼と関係する重要な人物です。

また鬼にも貴族という格式高い存在があり、その上のトップに君臨するのが「あのお方」イザベラが連絡を取り目を掛けられていた相手でもあります。

ずらーっと並ぶ新しい面々は相関図を見ないと一度で覚えるのは難しいかもしれませんが、物語をより一層盛り上げてくれる要素として新キャラクターは欠かせないものです。増えていくキャラクターと共に段々スケールが大きくなっていっているのは冒険ファンタジー漫画としては欠かせない要素ですね。

知能の高い鬼と繰り広げられる心理戦が面白い

鬼にもいわゆるどこにでもいるような野良鬼から、貴族階級の鬼まで様々なランクに分けられています。
野良鬼とのバトルは単純で決まりきったものですが、その一方で知能の高い鬼達との戦闘シーンはとても見応えがあります。グレイス・フィールド=ハウスでトップクラスだったエマやレーマンと互角に張り合うくらいの知能の高さです。

そんな鬼達はただ力任せに戦うのではなく、エマ達の先の行動を読みながら計算して攻撃しない行きます。そしてエマ達もそんな鬼の次の一手を読んでいて、待ち伏せて着実に一つ一つ抜かりなく攻撃を仕掛けます。どちらも一歩も譲らぬ心理戦が繰り広げられています。一つ一つの行動の流れがぴったりと当てはまって鬼をやっつけた時はパズルのピースが全て解けたかのような爽快感があります。

闇雲に攻撃せず、しっかり考えた上で確実な方法で倒す、というところは単調になりがちである繰り返されるバトルシーンの中でも、読者を飽きさせないポイントではないでしょうか。短絡的な動きではなく、生まれ持った知能を最大限に駆使してのバトルシーン。これはフルスコアの成績ならではのエマやノーマンが魅せる醍醐味です。最後までエマ達か鬼かどちらが勝つか分からないのもスリリングで楽しいです。

まとめ

グレイス・フィールド=ハウスで暮らすエマ達が脱獄を考えてからは農園でのイザベラやシスタークローネとの巧みな心の探り合いがメインとなっており、敵からどうやって逃げるかを考えながらの行動がとても面白い内容になっています。

イザベラだけではなく、シスタークローネの存在もまた新たな敵といった様子で、より脱獄を困難にさせるスパイスになっています。脱獄してからウィリアム・ミネルヴァを探すストーリーはいよいよこれからが本題といった王道のファンタジー漫画となっています。それからの展開は随所にキーワードや謎解きだったり、ゴールディ・ポンドもおとぎの国の世界観のようなメルヘンチックな空間になっています。

そして敵である鬼達との戦い。心理戦がメインでそれぞれの登場人物がどうしてその行動をしたのかが詳しく書かれており、誰もが分かりやすい内容になっています。

ファンタジー漫画が苦手な人でも用語解説や状況説明をキャラクターが丁寧に説明してくれているので、分かりやすいです。王道の冒険物として楽しめます。

作者名 白井カイウ / 出水ぽすか
出版社 集英社
掲載誌・レーベル 週刊少年ジャンプ
ジャンル 少年マンガ

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